お互い納得の上なら問題ないがマナーとしては微妙

現金結婚記念日のプレゼントに、現金を渡したいというのはどうなのでしょうか?

たとえば夫から妻へのプレゼントの場合、現金容認派の妻は、現金のほうが好きなものが買えて嬉しい、と言いますし、現金ダメ派の妻は、記念日なのに現金なんてロマンがない、と言います。

ちなみに夫サイドの言い分は、さんざん考えて選んだのに喜んでもらえないなら、いっそ好きなものを買ってほしいと言ったところでしょう。

確かに楽だけど、現金を渡すのは抵抗がある、といいう反対派の夫もいるため、結局妻も夫も賛成派、反対派の両方がいることになります。

結局のところ、本人たちが良ければ良い問題ですから、お互い現金がいいという夫婦であれば、すでに現金支給を行っている家庭も少なくありません。

とはいえ、マナーの観点から言うと、これはグレーゾーンになります。

完全にマナー違反というわけではありませんが、少なくともマナー上は良いとは言いかねる状態のようです。

現金を渡す時は綺麗な封筒に入れて渡す

それでは、何が問題かというと、現金をぽいっと渡すのは、そこに普段の感謝や愛情が籠っていないというのが理由のひとつ。
なので、現金を渡すのであれば、それなりの封筒やお祝い袋に入れて渡すのがマナーです。

文房具店などでは、結婚祝いなどのご祝儀袋に混ざって、「ありがとう」などと書いた綺麗な袋が売られているので、そういったものを使うとよいでしょう。
裸のまま現金を渡すのとはずいぶん印象も違いますし、受け取る側も気分が良いはずです。

結婚記念日で大切なのは、パートナーに対して愛情と感謝の気持ちを持つことと、記念日を覚えているということ。

現金がダメだとされるのは、忘れていた人が「じゃあこれで」という風に現金を出すのが問題なのであって、前からきちんときれいな封筒を準備して、その日に感謝の言葉と共に渡すのであれば、決して問題はないでしょう。

両親へのお祝いの場合は現金が渡しやすい

意外と多いのが、両親の結婚記念日のお祝いに、現金を渡して美味しいものを食べに行ってもらっている、というもの。

たしかにこうすると両親はお金を負担せずに美味しいものが食べられますし、お金を渡す方も、あれこれ悩むことなく喜んでもらえるプレゼントが渡せるなどメリットが多いです。

現金を渡すから失礼な雰囲気も感じられません。
この時も、現金を渡す時に、きれいな封筒に入れて渡すのがマナーです。

特に金婚式や銀婚式の場合は、普通の結婚記念日よりも多めにお祝いを渡すのが一般的なので、封筒というよりも、きちんとした紅白の水引を使い、熨斗をつけます。

普通の結婚記念日に1万円渡しているのであれば、銀婚式は2万円、金婚式は3万円程度包むのが一般的で、できればそれ以外にもみんなで集まって食事などをしながら過ごす時間がとれるとよいでしょう。

ちなみに、パートナーや両親以外、たとえば友人などの結婚記念日のお祝いに現金は基本的にダメです。

無理にお祝いを渡す必要はないので、お金を渡すのはやめましょう。
 

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